Yo邸リノベーション|長野県 伊那市/築50年超
世代を超えて住み継ぐ・・・築50年超
家族のスタイルに合わせ、地震に強く暖かく涼しい家へ。
物件概要
リノベーション
夫婦2人+子1人 60代
56坪平屋
築52年
耐震改修 省エネ改修
長野県補助金2つ
同級生の御実家。3世代で住まわれていた家を、お祖母様が亡くなられたこともあり、家の水回りのリフォームと耐震改修を、とのご依頼でした。
広々としたDKに対し、居間の和室が狭く広い縁側が続く昔ながらの家。せっかくなので、広々LDK+パントリー兼物置にして断熱改修を提案いたしました。
リノベーション リフォーム Y邸 伊那市
耐震改修 省エネ改修ともに補助金申請、利用。
2019 完成&引き渡し
こちらは私の仲良しの同級生の御実家。
築50年を超え、以前は3世代同居の大きな大きな平屋。少しずつ増改築をして過ごしてこられたのですが、やはり耐震性が気になるとのことで、耐震改修をし、その際に水回りやDKのリフォームもしたいとのご希望でした。
耐震改修となると、家全体にバランスよく耐力壁を配置する
→ つまりは家全体に工事範囲が広がる
→ けれど大きなおうちなので、むやみに耐力壁を作ってしまうと、その箇所における内装外装の補修も発生するため、限られた予算内では、内容を厳選しないとなりません。
耐震改修(補助金申請と利用)、キッチン入れ替え+お風呂の入れ替え、DiningKitchenを綺麗に、使っていない客間の和室をフローリングにしたい。サッシも古いので入れ替えたい、外壁もできたらきれいに。
要望はされていませんでしたが、ここまでやるからには、断熱改修、いわゆる省エネ改修を一緒にしたほうが良い。
そして、既存のおうちを見る限り、収納が足りておらず、家中にバラバラと収納され、きっと持ち物量や収納場所を把握できないと思われるため、このへんの動線も整理し、収納を適材適所に配置。
こうして設計方針を決めたところで、悩みに悩みつつ、設計完了!
そして工事監理。
完成した姿をご覧くださいませ。もちろん省エネ性能UP、耐震性能UPの上です。
既存DKを、思い切って、キッチン+大容量のパントリーを兼ねた収納へ。写真の食器棚の後ろにさらに向かい合わせの収納をつくり、納戸代わりにしました。
この食器棚の裏はパントリーを兼ね、そのほか家中の細かいものの収納ができる大容量の棚
寝室は縁側の廊下まで抜き一部屋に。
耐震や省エネによって得られた安心感のある快適性だけでなく、バリアフリー化による歩きやすさと、座の生活を椅子へと変更することでの足腰の負担軽減、また家事動線を変え、快適な収納力の確保など、たくさんの工夫がいっぱいです。
何より一番うれしいのは、このリフォームを終え、
家族がLDKで一緒に過ごす時間が増えた
と言ってくださったこと。個室にいることが多かった息子さんも一緒にDiningでお茶をしながら話す機会が増えたそう。
奥様がキッチンで調理をしていても、旦那様が程よく離れ、程よく隠れるけれど、同じ空間で繋がるPCコーナーで過ごしていられる。
あらゆる場面で、パーソナル空間がありつつも、繋がる同じ空間で気配を感じられる。この家族が居心地よく集まり、個々に、一緒に、の使い分けができる空間こそが、心地よい。